ポルトガル語・アクセント
ポルトガル語も、英語やイタリア語などと同じようにアクセントがとても大事な言語です。
もちろん、ネイティブでない以上、多少アクセントがおかしくても通じないことはないし、逆にそれがエキゾチックに響く、ということもあるけれど、もし
「自分はネイティブのようにポルトガル語がしゃべれるようになりたい!」
ということであれば、しっかりポルトガル語のアクセントの特徴を覚えるべきです。
また、アクセントがあるか無いかで発音が変わる音もあるので、やはりポルトガル語のアクセントの特徴を知っておくといいと思います。
さて、ポルトガル語のアクセント、基本の基本は、
“i(s),u(s),im,um,ins,uns,二重母音(+s), l,r,z で終わる語では最終音節に強勢がある”
そして
“それ以外の場合は後ろから2番目の音節に強勢がある”
です。
言葉で書くと何だか難しいですが、例を挙げると、
aqui (アキ) 「ここ(英語のhere)」
civil (シィビウ) 「市民の」
beber (ベベール) 「飲む」 動詞の原型は全て-rで終わるので基本的に強勢は最終音節に来ます。
algum (アルグン) 「いくらかの(英語のsome)」
capaz (キャパシュ) 「~できる」
paixão (パイシャオン) 「情熱」 ※二重母音の例
- 後ろから2番目の音節の強勢
casa (カーザ) 「家」
morango (モラング) 「イチゴ」
mochila (モシーラ) 「リュックサック」
forno (フォルヌ) 「オーブン」
palavra (パラヴラ) 「言葉・単語」
panela (パネーラ) 「鍋」 …etc
- そして上の条件以外にアクセントがある場合はアクセント記号で強勢のある位置を表します。
é,ó,ô,í などです。
fácil (ファシィウ) 「簡単な」 (x ファシィウ)
difícil (ディフィシィウ) 「難しい」 (x ディフィシィウ)
japonês (ジャポネーシュ) 「日本の、日本人男性」 (x ジャポーネシュ)
café (カフェ) 「コーヒー」 (x カフェ)
自然なアクセントが身につくまで何度も何度も発音するのみ!
*厳密に言うとéとê、óとôは文法的には違う音になるのですが、あまり気にしなくて大丈夫です。
ちなみにこれはあくまで主観ですが、英語、フランス語、ポルトガル語のうちポルトガル語が一番日本人には発音しやすいように感じます。結構カタカナ読みで行けるよう気が・・・
またアクセントやイントネーションに関しては、日本語は極めて抑揚の少ない平坦な言語なので、それぞれに特徴的なアクセントがある英語やフランス語、スペイン語などを母国語とする人たちよりも日本人は外国語のアクセントを習得しやすい、と思ってます。
バリバリ英語アクセントのフランス語やポルトガル語を話されても、ホントに分からないですよ。