英語・フランス語・ポルトガル語な日々………そしてドイツ語が加わる

時に必要にせまられ、時に興味からいくつか言語を勉強しています。

フランス語・珍しい単語を発見!

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12星座

ultracrépidarianisme

学校や職場など、自分の交友範囲の中に一人くらい、自分の完全に専門外、関係ないことでもおよそ全てのことに関して常に意見を持ち、かつその意見が正しいと思っている、強く主張する人いませんか?

そういう人を、

ultracrépidarian

そしてそういう状態を、

ultracrépidarianisme

と言います。

 

amoulingeur

 moulin という単語が入っている通り、風車を作る人のことです。

 

paternataliphile

「サンタクロース(人形)の収集家」のことです。

フランス・アルザス地方に有名な Paternataliphile がいるらしいです。

 

catastérisation

意味は、transformer d'un être en constellation ou en étoile, ou le transfert de son âme dans le ciel.

ある存在を星座や星に変えること。魂を空に送ること。

 直訳するとこうなるけれど、ギリシャ神話では、

  •  アルテミスの願いを聞き入れ、ゼウスはオリオンを星座にした。
  • ポルックスは兄カストルの死を悲しみ、ゼウスに頼み込み、ゼウスはポルックスの「死後も兄と一緒でありたい」という願いを聞き入れ、2人を共に天に上げ星座にした(双子座)。

という類いの話がたくさん出てくるけれども、この星座にした、というのが  catastérisation(動詞 catastériser)ですね。

 

僕が持っている仏和辞書にも仏仏辞書にもなく、Académie française のサイトでもこの単語は存在してなく、ネット上でやっと見つけることができました。

だからもしかしたら、正しいフランス語とは認められていないのかもしれません。

使うこともまずなさそうですしね。

 

énantiosémie

完全に文法用語だけれども、和仏辞書にも手元にある仏仏辞書にも載っておらず、ネットを探し回って見つけた説明はこれ⇩

au moins deux des sens sont des antonymes.

少なくとも2つの意味が反対であるもの。

1つの単語の中に2つの相反する意味が含まれていることを文法用語で énantiosémie と呼ぶそうです。

 

例えば、hôte

この単語は客を迎え入れる側を指すこともあれば、

Les invités ont remercié leurs aimables hôtes.(客たちは親切な主人に礼を述べた)

お客を指すこともあります。

recevoir cordialement un hôte inattendu.(不意の客を丁重に迎え入れる)

 

動詞 apprendre

何かを習う、習得するという意味、

J'apprends la danse.(踊りを習う)

同時に教えるという意味、

J'apprends la danse à mes amis.(友達に踊りを教える)

 

la parthénogenèse

単為生殖、単為発生

自然界には雄(男性性)から精子を受けることなしに、子供を作り出す現象が確認されるているらしいです。つまり雌しかいないのに子供ができる。

この現象を parthénogenèse と言います。

 

 

 

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