英語・フランス語・ポルトガル語な日々………そしてドイツ語が加わる

時に必要にせまられ、時に興味からいくつか言語を勉強しています。

フランス語 今や多くのフランス人も間違える、avant que~ + 接続法、après que~ + ???

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Il vaut mieux partir avant qu'il ne pleuve.(雨が降る前に出発した方がいい。)

のように、avant que ~ では接続法

 

では、

Nous en avons parlé après qu'ils (sont ou soient) partis.(彼らが出かけてから、そのことについて話をした。)

の場合、après qu'ils sont partis と après qu'ils soient partis のどちらでしょうか?

 

知っていればもちろん迷うこと全くはありません。

après qu'ils sont partis です。<après que ~ 直説法>

 

何故、このようなことを書くのかというと、最近フランス人でも頻繁に après que + 接続法と間違った使い方をするのです。

テレビのニュースキャスターでも間違えます。

 

原因は恐らく avant que + 接続法 に引っ張られて意識せずに après que + 接続法 を使ってしまうものと思われます。

 

しかし、接続法は本来、可能性、不確かなもの、仮定的な要素がある時に使われるもの。

après que~ のように何かが起こった後の場合、何かが実行された後の場合、疑問の余地も可能性の余地もないのです。よって、直説法しかありえないのです。

 

もし、知り合いのフランス人が après que + 接続法 で話をしていたら、ここぞとばかり丁寧に訂正してあげましょう。