フランス語 今や多くのフランス人も間違える、avant que~ + 接続法、après que~ + ???
Il vaut mieux partir avant qu'il ne pleuve.(雨が降る前に出発した方がいい。)
のように、avant que ~ では接続法。
では、
Nous en avons parlé après qu'ils (sont ou soient) partis.(彼らが出かけてから、そのことについて話をした。)
の場合、après qu'ils sont partis と après qu'ils soient partis のどちらでしょうか?
知っていればもちろん迷うこと全くはありません。
après qu'ils sont partis です。<après que ~ 直説法>
何故、このようなことを書くのかというと、最近フランス人でも頻繁に après que + 接続法と間違った使い方をするのです。
テレビのニュースキャスターでも間違えます。
原因は恐らく avant que + 接続法 に引っ張られて意識せずに après que + 接続法 を使ってしまうものと思われます。
しかし、接続法は本来、可能性、不確かなもの、仮定的な要素がある時に使われるもの。
après que~ のように何かが起こった後の場合、何かが実行された後の場合、疑問の余地も可能性の余地もないのです。よって、直説法しかありえないのです。
もし、知り合いのフランス人が après que + 接続法 で話をしていたら、ここぞとばかり丁寧に訂正してあげましょう。