ポルトガル語とは、
ポルトガル語とは一体どんな言語なのだろうか?
ちょっと調べてみる、と。
世界でポルトガル語を母国語とする人は約2億5千万人。日本語の約2倍、話す人がいるってことですね。
世界で7番目か8番目に多く話されている言語。ちなみに日本語は第9位だそう。
まず、もちろんポルトガル、そしてブラジル。
その他にも、アンゴラ、モザンビーク、赤道ギニア、カーボベルデ、ギニアビサウ、サントメ・プリンシペ、これらは全てアフリカ。
そういえばフランス語も、フランス本国以外に、アフリカの幾つかの国、カナダ、ベルギー、スイス、タヒチなどで話されていますね。
世界でだいたい14番目に話されている言語だそうです。意外と少ないんですね。
たまにニュースでフランスから遠く離れた国の人がフランス語を話しているのを見ると何だか不思議です。
フランスから24時間かけてタヒチに着いても、そこで話されているのはフランス語。
日本ではありえないですよね。
日本から飛んで南米アルゼンチンに着いたら、そこでも日本語が公用語、なんてことはないですからね。
これも昔の植民地時代の名残ですね。
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ちなみにポルトガル語を話す人を
lusófono(ルゾフォヌ) *太字ゾにアクセントがあります。
といい、ポルトガルの昔の呼び名であった"Lusitânia" (ルズィタニア)から来ています。
この"luso"がポルトガルを表す接頭辞になり、色々な意味を作ります。
lusófilo (ルゾフィル) ポルトガル人が好きな人
lusófobo (ルゾフォブ) ポルトガル嫌い
今、僕が住んでいるアルガルブ地方もそうとう訛りがあるようで、リスボンから来たポルトガル人の話すポルトガル語の方が僕は聞きやすいです。
それからポルトガル語は日本に最初に入ってきたヨーロッパ言語だそうです。
意外に日本とつながりがあるんですね。
他の近隣諸国の言語、イタリア語・スペイン語・フランス語と同じくラテン語から発展した言葉なので、当然のことながら基本的は文法構造や単語が似ています。これらの言葉をすでに知っていてポルトガル語をやれば、かなりすんなり習得出来る、はず。
実際、スペイン人とポルトガル人なんて、それぞれがそれぞれの言葉を話して会話が成立してるし…
だけれど
「ポルトガル語は難しい」などとのたまうフランス人などを見かけると、
「日本人がポルトガル語勉強するよりはるかに簡単でしょう。」
と言ってみたくもなります。
では、現実的にポルトガル語は日本人にとって難しい言葉なのかというと、ここからは完全に主観になってしまうのですが、まず発音に関しては英語より簡単だと思います。
カタカナ英語は全く通じないものがあるけれど、ポルトガル語はカタカナ読みでも(日本語訛りでも)かなりの確率で通じること多し。
しかし、文法事項は英語より明らかに複雑ですね。
特にラテン系言語では避けては通れない「動詞の活用」
これで挫折してしまう人が多いことも知っているけれど、逆に言うとこの動詞の活用を制覇すれば一気にポルトガル語らしいポルトガル語が話せるようになる、というもの。
楽しんでおぼえた者勝ちです。
そしてポルトガル語が話せるようになれば、上記に書いた国々にも行けるようになる。
いつかポルトガル語を駆使している自分を想像しながら勉強です。
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