英語・フランス語・ポルトガル語な日々………そしてドイツ語が加わる

時に必要にせまられ、時に興味からいくつか言語を勉強しています。

ポルトガル語・動詞"estar"

今回は、英語やフランス語にはその違いが表れないないもう一つの存在を表す動詞、
"estar"(シュタール)です。

これも、英語のbe動詞、フランス語のêtreに相当します。

 

まず、最初に発音ですが、ポ・ポルトガル語では"es-"は多くの場合、「シュ」と発音されるから "estar"は「シュタール」 。

ブ・ポルトガル語では素直に「エスタール」と発音されている、と思います。

 動詞 estar

直説法・現在形は次のように活用します。

eu estou (シュ)
tu estás (シュシュ)
ele está (シュ)
nós estamos (シュモシュ)
vós estais (シュイシュ)
eles estão (シュオン)


基本的にはこのように発音するのだけれど、日常会話では、一人称単数、二人称単数、三人称単数は、ほぼ初めの"シュ"の音さえも省いて、

estou ト
estás  タシュ
está  タ

と発音されます。

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幾つかの表現:

  • Come está? (コム シュ?)  元気?
  • Estou bem, obrigado(a).  (シュト ベン。オブリドゥ *女性はオブリダ)

 元気です。ありがとう。

 

  • Já está! (ジャ シュ!)  完了!完成!もうやったよ。

 英語のIt's done. It's readyに近い表現。覚えておくととても役に立つ表現。

 

  • 電話に応答して、Estou? 「もしもし?」

 

*ついでにポルトガル語の「ありがとう」は:
(男)obrigado (オブリドゥ)
(女)obrigada (オブリダ)


男性が「ありがとう」と言う時は"obrigado"
女性が「ありがとう」と言う時は"obrigada"


他の言語には珍しく男性形・女性形があります。
これは obrigado という単語が "obrigar"という動詞が形容詞化してできた単語であるために男性名詞・女性名詞の影響を受けるため、と思われます。

ただ、僕の耳が悪いのか結構女性でも頻繁に"obrigado"と言っているのを聞くので,

そんなに使い分けに神経質になる必要もないようです。

 

 

この動詞"estar"も必須の動詞です。

ただ、どうしてbe動詞にあたる動詞が"ser"、"estar"と2つ存在するのか。

その使い方の違いを次のブログで説明していこうと思います。