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ポルトガル語・"s", "es-", "x"の発音

ポルトガル語/Portugês ポルトガル語・発音

どの言語でも、その言語を知らない人が聞いたときに、こんな風に聞こえるという特徴があると思うのですが、

例えば僕にとって、ドイツ語はあくびをしているよう、インドネシア語は猫が鳴いているよう、マンダリン語・広東語などはとにかくやかましい…等々。

 

で、ポルトガル語はというと、僕はポルトガルに来るまで、ポルトガル語というものがどんなものか全くイメージもなかったのだけど(色んな日本語の単語がポルトガル語から入ってきているにも関わらず)、大抵の人がポルトガル語の印象を語る時、またポルトガル語っぽく真似してしゃべるろうとする時に、必ず出てくるのが「シュ」の音です。

 

どうやらポルトガル語は「シュ」ばかり言っているイメージがあるようです。

 

そういわれても、僕はあまり実感が湧かないのだけれど実際に勉強を始めると、確かに「シュ」の音を表す文字が多数、存在します。

 

それが"s", "es-", そして"x" です。

  • まず"s"の発音

 

語頭の"s"を除いて、語中・語末の"s"はほぼ間違いなく「ス」ではなく「シュ」になります。              *太字はアクセントのある場所です。

segredo(セグードゥ)秘密 *語頭の"s"は「ス」と発音

costa(シュタ)沿岸、海岸 *「コスタ」とは発音されません。

aspirar(アシュピール)吸い込む *「アスピラール」とは発音されません。

seis(イシュ)数字の6 *「セイス」とは発音されません。

ポルトガルを代表するお菓子、Pastel de nata はシュテル・ドゥ・タと発音されます。 *「パステル」ではありません。

 

ポルトガル語の名詞の複数形は(いづれ詳しく書きますが)基本的に英語と同様、単数形に"-s"を付けます。

そしてこれも「シュ」と発音されます。

pai(イ)父親 ⇒ pais(イシュ)両親 *「パイス」ではありません。

dia(ディア) 日、一日 ⇒ dias(ディアシュ) *「ディアス」ではありません。

bolo(ル)お菓子 ⇒ bolos(ルシュ) *「ボロス」ではありません。

 

ちなみに、ポルトガルの首都はポルトガル語で"Lisboa"。「リシュア」と読みます。

 

今、僕が住んでいるところは"Lagos"という街の自治体に属します。ではこの"Lagos"はどう読むか?

アクセントは初めの"La"にあり、"o"にアクセントはなく、"s"は「シュ」と発音。よって"Lagos"は「グシュ」。「ラゴス」ではないのです。

 

それ以外では、

-ss- と語中の2つのsは「ス」と発音。

sの後に母音が来ると「ズ」と発音されます。

pássaro(ッサル) 小鳥

professor(プロフェッール)教授

casa(ーザ) 家

recusar(レクール) 断る  …など

 

ブラジル・ポルトガル語では"s"は「ス」と発音されます。

 

  • "es-"の発音

ポルトガルでは"es-"もかなりの確率で(100%ではないのですが)「シュ」と発音されます。

その代表的な例が動詞"estar"

英語のbe動詞に当たる動詞ですが、「シュール」と発音します。*ブラジルでは「エスタール」

他にも、

escola(シューラ)学校

escolher(シュコリェール)選ぶ

escuro(シュール)暗い

espaço(シュース)空間   

esperar(シュペール)期待する

escrever(シュクレール)書く     …など

 

 

が、それと同時に、

esconder(エシュコンール)隠す

esforço(エシュフォルス)努力

especiaria(エシュペスィアア)香辛料

espetar(エシュペール)串に刺す

estender(エシュテンール)拡張する   

 

など、"es-"が「エシュ」と発音されるものもあり、その規則性ははっきり言って分かりません。恐らく発音しやすい方に流れる、ということなのだと思います。

 

  • "x"の発音

ポルトガル語の"x"の発音はかなり変わっています。

"peixe", "xarope", "experimentar"はどう発音されるでしょうか?

 ペイクス?クサロープ?エクスペリメンタール?

 

まず"x"はアルファベットで「シュ」と発音します。

そして単語の中では(一部の単語を除いて)基本的に"sh"や"ch"に相当する音、発音記号で「∫」で表される音になります。

また 一つ、「シャ」の音です。

 

よって、上の3つの単語はそれぞれ、

peixe 「イシュ」 (魚)

xarope 「シャープ」 (シロップ)

experimentar 「エシュペリメンール」 (試す)

 

となります。 ※語末の"e"の発音は "e"の発音 参照 

 

trilingual.hatenablog.com

 

知らないと絶対に読めないですよね。

 

他にも、

"roxo"「ーシュ」 (紫色)

"mexer"「メシェール」 (動かす)

"bruxa" 「ブルーシャ」 (魔女)  …などなど

  ちなみに日本発祥の宗教・神道は"xintó"「シントー」と表記されます。

 

 

では服のサイズ"XXL","XXS"はどう発音されるか?

そのまま素直に「シュ・シュ・ル」 、「シュ・シュ・シュ」と発音されます。

知らないと何言ってるのか全く分かりません。

正に「シュ」の音ばっかりです。

 

 

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